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膝の外側が痛い…腸脛靭帯炎のセルフチェック法

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走っているとき、ふと膝の外側にズキッとした痛みを感じたことはありませんか。最初は「少し疲れているだけかな」と思って走り続けていたら、だんだんと痛みが強くなってきた…というご経験をお持ちの方は、意外と多いんです。

そのつらい症状、もしかしたら腸脛靭帯炎かもしれません。今回は、自宅でできるセルフチェックの方法と、症状を悪化させないために知っておきたいポイントをお伝えしていきます。

ランニングを続けたい気持ちはよくわかります。でもその痛みを放置すると、のちのち大きな代償を払うことになるかもしれません。ぜひ最後まで読んでみてください。

院長:佐藤

私は柔道整復師として30年以上、多くのランナーさんの膝の痛みに向き合ってきました。腸脛靭帯炎は早めに対処するほど、回復も早いんです。まずは今の状態を正しく把握することから始めましょう

目次

腸脛靭帯炎ってどんな症状?まず「これ」を確認して

腸脛靭帯炎は、太ももの外側から膝の外側にかけて走っている「腸脛靭帯」という組織が、繰り返しの運動によって膝の外側の骨とこすれ合い、炎症を起こすことで生じます。ランニングを趣味にしている方やマラソンに取り組んでいる方に特に多く見られるスポーツ障害で、「ランナー膝」という名前でも広く知られています。

症状の特徴としては、走り始めはそれほど気にならないのに、一定の距離を超えたあたりから膝の外側にズキズキとした痛みが出てくることが多いです。ひどくなると、歩くだけでも痛む、階段の上り下りがつらい、という状態になることもあります。

こんな症状に思い当たりませんか?

以下に当てはまるものはないか、一度確認してみてください。ひとつでも当てはまるものがあれば、腸脛靭帯炎の可能性を疑ってみる必要があります。

  • ランニング中、膝の外側が痛くなって走り続けられなくなった
  • 走り終わった後に膝の外側が腫れている感じやズキズキ感がある
  • 膝の外側を指で押すと、はっきり痛みがある
  • 階段を下りるとき、膝の外側に鋭い痛みが走る
  • 安静にすると楽になるが、また走り出すと同じ場所が痛む
  • 朝起きたときや長時間座ったあとに膝の外側に違和感がある

「休めば治るかな」と思って様子を見ていると、慢性化してしまうケースが少なくありません。早めの対処が、その後の回復スピードに大きく影響します。

自宅でできる!腸脛靭帯炎のセルフチェック方法

病院や整体院に行く前に、まず自分でできる確認方法があります。専門的な器具がなくても、以下の2つのチェックを試してみてください。ただし、これはあくまで目安であり、正確な診断は専門家に委ねることが大切です。

チェック① 圧痛テスト(グラスピングテスト)

椅子に座った状態で、膝を約90度に曲げます。膝の外側、骨のでっぱり(大腿骨外側上顆)の部分を親指でやさしく押してみてください。その状態でゆっくりと膝を伸ばしていき、30度前後のところで押している場所に痛みが出れば、腸脛靭帯炎の可能性があります。

このテストは整形外科でも使われる方法ですので、比較的信頼性が高いチェック法のひとつです。痛みの強さによって症状の程度もある程度わかります。

チェック② 片脚スクワットテスト

壁などに手を添えながら、痛みのある側の脚だけで立ちます。そのままゆっくり膝を曲げていき、30〜40度あたりで膝の外側に痛みが出れば要注意です。この動きは走るときに膝にかかる負担に近い動作なので、腸脛靭帯への刺激が再現されやすく、症状の確認に役立ちます。

どちらか一方、あるいは両方のチェックで痛みが確認できた場合は、放置せずにできるだけ早めに専門家に相談することをおすすめします。

なぜ腸脛靭帯炎になるの?原因を正しく知ることが大切

腸脛靭帯炎の原因は、「走りすぎたから」という単純なものではありません。長年の施術経験から断言できるのは、腸脛靭帯炎の原因はひとつではなく、複数の要因が重なって起こっているということです。

主な原因として考えられるのは次のようなものです。

  • ランニングなど膝の曲げ伸ばしを過度に繰り返すオーバーユース
  • 股関節まわりや膝周辺の筋肉の弱さ
  • 腸脛靭帯や太もも外側の筋肉の柔軟性不足
  • 走り方(フォーム)の乱れ
  • 足のアーチの崩れや脚のアライメント異常(O脚など)
  • 路面状況や使用しているシューズの問題

これらの要因が絡み合って症状が起きるため、「膝をほぐすだけ」「湿布を貼るだけ」では根本的な解決にならないことが多いのです。どの要因がどのくらい関係しているかは人によって違いますから、しっかりとした検査が欠かせません。

放置するとどうなる?悪化のサインを見逃さないで

初期の腸脛靭帯炎は、ランニング後にじんわり痛む程度であることが多いです。でも、そのまま走り続けたり、適切なケアをせずに放置すると症状はどんどん悪化していきます。

進行すると、歩くだけでも膝の外側が痛む、階段の上り下りがつらい、しゃがむことができないという状態になります。さらに悪化すると、痛みをかばうことで腰や反対側の膝にまで負担がかかり、新たな痛みが出てくることもあります。

「安静にすれば治る」というのは半分本当で半分違います。安静で炎症は落ち着いても、原因が取り除かれていない限り、走り始めればまた同じことの繰り返しになります。これが腸脛靭帯炎が再発しやすい最大の理由です。

病院に行ったけど改善しない…その理由とは

「整形外科に行ったら安静にするように言われた」「湿布をもらったけどなかなか良くならない」というお声は、当院にも本当によく届きます。なぜそうなるのか、少し解説させてください。

病院での一般的な治療は、安静・消炎鎮痛剤・物理療法が中心になります。これらは炎症や痛みをいったん抑えるという意味では有効です。ただし、痛みが出た根本の原因——筋力のアンバランス、柔軟性の不足、フォームの問題——にアプローチするものではありません。

痛みが取れたから大丈夫だと思って走り始めたら、また同じ場所が痛くなった。こういうパターンを何度も繰り返してしまう方は、根本原因がまだ残っているということです。

「対症療法」と「根本改善」は違う

痛みを取ることと、再発しない身体をつくることは、まったく別の話です。当院では、まず丁寧な検査を通じて「なぜあなたの腸脛靭帯炎が起きているのか」を明らかにすることを最優先にしています。

姿勢分析・関節可動域検査・整形外科的検査という3種類の独自検査を組み合わせて、症状の本当の原因を特定します。そのうえで、根拠のある施術計画をご説明してから施術をスタートするのが当院のスタイルです。「なんとなく揉んでおしまい」ではなく、理由のわかる施術を受けられることが、多くの方にご支持いただいている理由のひとつだと思っています。

腸脛靭帯炎の改善に向けて、まず自分でできること

専門家に相談するまでの間、自宅でできるケアをいくつかご紹介します。ただし、痛みが強い場合は無理に行わず、まず安静を保つことを優先してください。

太もも外側のストレッチ

腸脛靭帯と関係の深い、太もも外側(大腿筋膜張筋)のストレッチが基本です。立った状態で痛む側の脚を後ろにクロスさせ、体を横に倒します。太ももの外側がじんわり伸びる感覚があればOKです。痛みを感じない範囲で、1回30秒を左右2〜3セット行いましょう。

お尻まわりのストレッチ

股関節の外転筋群(お尻の横の筋肉)が弱いと腸脛靭帯への負担が増えます。床に座った状態で片方の膝を立て、もう一方の脚の上に乗せて胸に引き寄せる「4の字ストレッチ」もおすすめです。お尻の奥がじんわり伸びるのを感じながら、ゆっくり呼吸を続けましょう。

アイシングと休養

走った後や痛みが強いときは、患部を10〜15分程度アイシングするのが有効です。ただし直接氷を当てると凍傷のリスクがありますので、タオルなどに包んで使用してください。また、痛みがあるうちは無理に走ることを避け、プールでの水中歩行など膝に負担のかかりにくい運動に切り替えることも大切です。

腸脛靭帯炎についてよくある質問

実際に来院される方からよくいただく疑問をまとめました。同じ疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。

疑問答え
走るのを完全に休まないといけない?急性期・痛みが強い時期は一時休止が必要ですが、水中歩行など負担の少ない運動に切り替えることで体力維持は可能です
どのくらいで治る?軽症なら2〜4週間、中度以上は数ヶ月かかることも。原因を改善しないと再発しやすくなります
湿布や痛み止めで治らないのはなぜ?これらは痛みを一時的に抑えるものであり、根本原因(筋力不足・柔軟性・フォーム)にはアプローチできません
再発しやすいって本当?根本原因を改善せずに復帰すると再発のリスクが高くなります。痛みが取れても予防ケアの継続が大切です
膝以外に原因があることもある?股関節・骨盤・足のアーチなど、全身のバランス異常が関係していることが多いです

「もう走れないかも」と諦める前に、一度ご相談ください

私が整体院を開いて以来、ずっと思い続けていることがあります。それは「痛みを取ることがゴールではない」ということです。好きなランニングを楽しめる身体を取り戻すこと、エントリーした大会に万全の状態で臨めること、そしてこの先もずっと走り続けられる身体をつくること——それが本当のゴールだと思っています。

腸脛靭帯炎は、適切に対処すれば必ず改善できます。ただ、そのためには「あなたの腸脛靭帯炎の原因は何か」を正確に特定することが何より重要です。当院では初回から院長が一貫して担当し、3種類の独自検査で原因を丁寧に洗い出したうえで施術を進めていきます。

「他の院では良くならなかった」「整形外科で安静を言われるだけだった」という方も、どうか諦めないでください。一人で抱え込まず、まず気軽に相談してみてほしいのです。走ることが好きなあなたの気持ちに、私たちは全力で応えます。いつでもお待ちしています。

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院長:佐藤

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