
院長:佐藤お気軽にご相談ください!


投球後に肩がズキッと痛む、腕を上げると奥のほうで引っかかる感じがする。練習を頑張っているお子さんがそんな訴えをするようになると、このまま様子を見てよいのか迷う方も多いと思います。
サトウ整体院・高岡本院の佐藤です。この記事では、野球肩で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお伝えします。
先に全体像を確認したい方は、野球肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常の場面で確認しやすいポイントから順にお伝えします。



まず今の状態から確認しましょう
練習の後や試合の翌朝に、肩が重だるく感じる時間帯があります。
投げているうちは気にならなくても、投げ終えてしばらくしてから鈍い痛みや張りが出てくることがあります。翌日まで残るようなら、単なる筋肉痛と決めつけずに投球数や休養日を見直したいところです。
特にリリースの瞬間やフォロースルーで痛みが強く出る場合は、肩の中の組織に負担が集中しているという見方もできます。痛みが出る動作を覚えておくと、後で状態を確認するときの手がかりになります。張りの出るタイミングが投球後すぐか、翌日になってからかでも、負担のかかり方は変わってきます。
肩の痛みは、投げているうちに和らぐことがあるため見過ごされやすい症状です。
投げ始めは痛くても、しばらく続けると痛みが引くという理由でそのまま練習を続けてしまうケースをよく耳にします。この和らぎ方は、体が痛みをかばう動きを無意識に覚えているだけのこともあります。
痛みをかばいながら投げ続けると、フォームが崩れて別の部位に負担が移ることもあります。球速やコントロールが落ちてきたと感じたら、一度投球を止めて状態を確認したいところです。痛みをこらえる期間が長くなるほど、崩れたフォームが体に馴染んでしまうこともあります。
肩の状態は、腕をゆっくり上げる動きだけでもある程度確認できます。
痛みのない側の腕から真横に上げてみて、次に痛みのある側を同じ高さまで上げてみてください。途中で引っかかる感じや上がりにくさ、左右差がないかを比べてみましょう。強い痛みが出た時点で止め、無理に上まで上げないようにしてください。
野球肩は病名ではなく、投球動作によって肩に起こる痛みの総称としてよく使われます。
投球動作は腕だけでなく肩関節全体に強い負荷をかける運動です。この負荷が繰り返し積み重なることで、腱や関節包に小さな損傷が起こりやすくなります。痛みが出た時点で、すでに負担が積み重なっている段階と考えたほうがよいでしょう。
投球数や連投の頻度は負担の積み重ね方に直結します。一日だけの負担ではなく、数週間から数か月の練習量として振り返ってみることをおすすめします。
肩そのものだけでなく、体幹や股関節の使い方が投球フォームに影響し、結果として肩に負担が集中することがあります。
肩甲骨まわりの動きが硬くなっていると、腕を振る角度が変わり、同じ投球数でも肩への負担が増える場合があります。フォームや柔軟性は自分では気づきにくい部分でもあり、周りから指摘されて初めて気づく方もいます。キャッチボールの相手や指導者に、フォームの変化を聞いてみるのも一つの方法です。
痛みが一度落ち着いても、同じ場所にまた痛みが戻ってくることがあります。
これは、痛みが引いた段階ですぐに元の投球量へ戻してしまうことが関係している場合があります。組織の回復には痛みが取れてからも一定の時間が必要で、その途中で負荷をかけ直すと同じ場所に負担が集中しやすくなります。
数々のご相談の中でも多いのが、痛みが引いたのですぐに全力投球へ戻したところ、以前より早く痛みが再発したという声です。段階を踏んで投球量を戻すことが、繰り返しにくい状態につながります。
自宅では、痛みの出方と可動域の左右差をまず確認しておきましょう。
痛みが軽く、投球を休んでいる間に落ち着いてくるようであれば、患部を冷やす、練習量を一時的に減らすといった対応から始めてみてください。無理に腕を大きく回して可動域を確認しようとすると、かえって負担をかけてしまう場合があります。
次のような状態があるときは、自己判断でストレッチや強い運動を行わないほうがよいでしょう。
こうした状態は、自宅でのケアだけで様子を見る範囲を超えていると考えてよいでしょう。無理に動かさず、次に紹介する目安を参考にしてください。
痛みの強さや続く期間によって、相談を考えたいタイミングが変わってきます。
数日安静にしても痛みが軽くならない、日常生活で腕を上げるだけで痛む、といった場合は、医療機関へ相談したほうがよい状態です。
医療機関では画像検査を含めて状態を確認し、投球の可否や治療の進め方について説明されることがあります。痛みの原因となっている部位によって対応が変わるとされることもあるため、詳しくは医療機関で確認してください。
成長期のお子さんの場合は骨の成長部分に負担が集中しやすいことがあります。痛みを我慢して投げ続けると、成長線に影響が出るとされることもあるため、早めの相談が安心につながります。
保護者の方が「いつもと違う」と感じた時点で、練習を休ませて状態を確認する選択も大切です。本人が痛みを言い出しにくい年齢であることも、頭に置いておきたいところです。試合に出たい気持ちから痛みを隠すこともあるため、普段の投球フォームや表情の変化にも目を向けてみてください。
痛みが落ち着いた後は、投球フォームや体の使い方を見直す機会にもなります。
肩だけでなく、股関節や体幹の動きが硬くなっていると、投球のたびに肩へ負担が集まりやすくなります。当院では、肩の状態とあわせて、股関節や肩甲骨まわりの動きも確認しながら体の使い方を見ています。
睡眠や食事といった回復に関わる生活習慣も、痛みの繰り返しにくさに関わってきます。練習量だけでなく、休養の取り方も含めて見直してみてください。個人的には、投球フォームの癖よりも先に、回復の時間が足りているかどうかを確認したい場面のほうが多くあります。
野球肩は、痛みの出方や可動域の変化から今の状態を確認し、無理をさせないことが繰り返しにくい状態への近道です。
今日からできることとして、投球後の痛みが翌日まで残っていないか、腕を上げる動きに左右差がないかを確認してみてください。小さな変化に早く気づくことが、後の負担を減らすことにつながります。
投球フォームや練習量の見直しも含めて確認したい方は、サトウ整体院・高岡本院へお気軽にご相談ください。

