
院長:佐藤お気軽にご相談ください!

院長:佐藤お気軽にご相談ください!
交通事故に遭われた直後、「あれ、思ったより痛くない」と感じたことはありませんか。現場ではなんとか動けたし、相手の方にも「大丈夫です」と言ってその場を収めた、という方も多いと思います。


でも翌日、あるいは数日後になって首がズキズキしてきた、肩が重い、頭がガンガンする…そんな経験をされた方がいらっしゃれば、それはまさにむちうちのサインかもしれません。
「事故直後は痛くなかったのに、どうして今さら?」という疑問を抱えてこのページをご覧になっているあなたに、今日はその理由とこれからどうすればよいかをていねいにお伝えしたいと思います。


高岡市で接骨院と整体院を開業して16年以上になりますが、「事故の日は全然痛くなかったんです」とおっしゃって来院される患者さんは本当に多いんですね。むしろそういう方ほど後から症状が長引くケースが多い。今日の記事を読んで、少しでも早く動いていただけたらと思います
まず知っていただきたいのは、「事故の直後に痛みを感じにくい」ことは医学的に理由があるということです。これは決して珍しいことではなく、むしろよくあることなんです。なぜそうなるのかを知っておくだけで、あなたの判断は大きく変わってきます。
交通事故のような突発的な出来事に直面すると、人間の身体は瞬時に「危機モード」に入ります。このとき副腎から大量のアドレナリンが分泌され、心拍数が上がり、筋肉が緊張し、同時に痛みを感じにくくする作用が働きます。
これは野生の動物が敵に噛まれても逃げ続けられるのと同じメカニズムで、身を守るための本能的な反応です。事故直後に「意外と大丈夫だった」と感じるのは、このアドレナリンの効果が残っているからに過ぎません。
問題はその後です。興奮が収まり、家に帰ってひと息ついた頃からじんわりと痛みが出始める。お風呂に入って身体が温まった夜、あるいは朝起きたら首が動かない。これが典型的な経過です。
身体の組織が損傷を受けたとき、炎症反応はすぐには起こりません。損傷した細胞から炎症を引き起こす物質が放出され、血流が増加し、腫れや熱感、痛みが現れるまでには数時間から場合によっては2〜3日かかることがあります。
事故から24〜72時間後に症状がピークを迎えることが多いのはこのためです。事故当日は痛みがゼロだったとしても、その間に首の筋肉や靭帯の損傷が着々と進行しているということを忘れないでください。
「むちうち」という言葉は日常的によく聞きますが、実際にどういう状態なのかはご存じない方も多いです。正確に理解しておくことで、自分の症状を適切に評価できるようになります。医学的な名称は「頸椎捻挫」や「外傷性頸部症候群」といい、首の構造に急激な負荷がかかった状態です。
追突事故などで衝撃を受けると、身体は前後に固定されているのに頭だけが勢いよく動きます。この動きが鞭を振ったときの先端のような動きに似ていることから「むちうち」と呼ばれるようになりました。
このとき首には予想以上の力がかかり、筋肉や靭帯が引き伸ばされたり、椎間関節にダメージが加わったりします。さらに重要なのは、首には脳から全身に信号を送る神経と自律神経が密集しているという点です。
だから症状が首の痛みだけにとどまらず、頭痛・めまい・吐き気・手のしびれ・疲労感など全身に広がることがよくあるのです。「なんとなく体調が悪い」という漠然とした不調が実は事故と関係していた、ということも少なくありません。
事故後にこのような変化が出ている方は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
これらに一つでも心当たりがあれば、放置せずにきちんと対処することが大切です。
先ほどもお伝えしたように、事故直後に痛みがないこと自体は珍しくありません。でも「痛みがない=異常なし」ではないのが、むちうちの難しいところです。この判断を誤ると、のちのちとても後悔することになりかねません。
むちうちを「そのうち治るだろう」と放置した場合、どういうことが起こりうるかを整理しておきましょう。急性期に適切なケアを受けなかった結果として、以下のような経過をたどることがあります。
| 時期 | 放置した場合に起こりやすいこと |
|---|---|
| 1〜2週間 | 炎症が広がり、痛みや可動域の制限が強まる |
| 1〜3ヶ月 | 筋肉の過緊張が定着し、慢性的な首こり・頭痛になりやすい |
| 3〜6ヶ月 | 自律神経の乱れが固定化し、睡眠障害・集中力低下・気分の落ち込みが出やすくなる |
| 6ヶ月以上 | 後遺症として残るリスクが高まり、完全回復が非常に難しくなる |
実際のデータでも、むちうちになった方の約20%が半年以上経過しても症状が残ると言われています。早期に対処した方とそうでない方では、回復にかかる期間に大きな差が生まれます。
現場でとっさに「大丈夫です」と口にしてしまった方も、安心してください。事故後に時間差で症状が現れることは医学的に認められた事実ですし、後から病院や接骨院に受診することは何もおかしいことではありません。
ただし、できるだけ早く、事故との関連を記録に残す意味でも受診しておくことを強くおすすめします。「痛みが出てから行こう」と先送りにするほど、症状と事故の因果関係を証明しにくくなってしまうからです。
事故後に整形外科を受診される方は多いですが、「痛み止めと湿布を出されるだけで一向に変わらない」と感じてこちらに相談に来られる方も数多くいらっしゃいます。整形外科の治療が悪いのではなく、むちうちという症状の複雑さに対してアプローチの方法が異なるからです。
痛み止めや湿布は炎症による痛みを一時的に抑えるためのものです。症状が強い急性期には必要ですし、整形外科での画像検査で骨や神経に器質的な問題がないかを確認することはとても重要です。
ただ、むちうちの根本には筋肉・靭帯の損傷による筋緊張のパターン変化、姿勢の崩れ、神経への持続的な刺激などが絡み合っています。これらを放置したまま痛みだけを薬でコントロールし続けても、根本から回復することにはなりません。
身体はどんどん薬に慣れていきますから、効果を得るためにより強い薬が必要になるという方向に進んでしまうことさえあります。
開院以来、むちうちでお困りの方のカウンセリングや検査を積み重ねてきた経験から言えるのは、症状が改善しない原因はひとつではなく、いくつもの要因が絡み合っているケースがほとんどだということです。
首への衝撃による筋肉・靭帯の損傷だけでなく、椎間関節や椎間板へのダメージ、神経根への刺激、さらには事故そのものによる精神的なストレス反応まで、複数の問題が同時に起きています。だからこそ、一人ひとりの状態をきちんと検査で確かめることが何より大切になります。
姿勢分析・関節可動域検査・整形外科的検査の3つを組み合わせて、現在の身体の状態を数値化・可視化します。「なんとなく首が痛い」ではなく、どの組織にどんな問題が起きているかを明確にしてから施術に進むのが当院のスタイルです。
再検査のたびに最初のデータと比較することで、回復の過程を目に見える形で確認していただけます。これが患者さんの「やっと変化がわかった」という声につながっています。
当院では、問診・検査・カウンセリング・施術のすべてを国家資格保持者である院長が一貫して担当しています。行くたびに担当者が変わり、その都度説明しなおさなければならないというストレスはありません。
変化を見逃さない一貫性が、回復の速さに直結します。交通事故によるむちうちの場合は、併設のサトウ接骨院での施術となりますが、担当者が変わることなく対応いたしますのでご安心ください。
「事故からもう2週間経ってしまった」「実はもう1ヶ月なんです」という方も、諦めなくて大丈夫です。急性期を過ぎていても、適切なアプローチで改善できるケースは多くあります。早ければ早いほど回復のスピードは上がりますが、手遅れということはありません。
これまで当院に来られた方が施術を通じて感じた変化として、首や肩の痛みが気にならなくなって子どもと思い切り遊べるようになった、夜ぐっすり眠れるようになって翌朝スッキリ起きられるようになった、といった声を多くいただいています。また、頭痛やめまいが落ち着いて家事やパートをこなしても疲れが残りにくくなった、以前通っていた趣味の活動に再び参加できるようになった、という声もあります。症状への不安から解放されることで、保険会社とのやりとりにも落ち着いて対応できるようになったとおっしゃる方もいらっしゃいます。
交通事故後の手続きは初めての方にとってはわかりにくいことも多いですよね。接骨院に通いたい場合は、まず担当の保険会社に「サトウ接骨院に通院したい」とお伝えいただければスムーズです。
むちうちは「見た目に傷がない」という理由で周囲に理解されにくい症状です。「大げさだと思われるかな」「痛くないのに病院に行っていいのかな」と迷っている方がいれば、その迷いが一番もったいないと思っています。
事故後に痛みがなかったとしても、身体の中では何かが起きているかもしれない。そのことをまず知っていただきたくて、今日この記事を書きました。一人で抱え込まず、少しでも気になることがあればいつでもご相談ください。あなたの身体のことを一緒に考えさせてください。


遠方にお住まいで、当院への来院が難しい方へ
当院は富山県高岡市にある治療院です。
遠方にお住まいで継続した来院が難しい方に向けて、
ご自宅でできる姿勢ケアや睡眠環境の見直しについてまとめています。