
院長:佐藤お気軽にご相談ください!


こんにちは、サトウ整体院・高岡本院の佐藤です。最近、「なんとなく体が重い」「朝起きたときから肩がこっている」そんな感覚、ありませんか?
じつは、そういった体の不調の多くに、ある共通した原因が隠れています。それが、日常的な活動量の低下、つまり体を動かす機会が減ることによる影響です。
現代の生活は本当に便利になりました。でも、その便利さと引き換えに、私たちの体は知らず知らずのうちにさまざまなダメージを蓄積しているんです。
今日は、体をあまり動かさない生活が続くことで起こる具体的な症状や体の変化について、柔道整復師として30年以上の臨床経験をもとにお話しします。「自分のことかも…」と感じながら読んでみてください。


当院に来られる患者さんの多くが「最近体を動かしていない」とおっしゃいます。肩こりや腰痛だけでなく、疲れやすさや気分の落ち込みまで、体を動かさない生活が引き金になっているケースが本当に多い。今回の記事でその理由をしっかりお伝えしたいと思います
「特に痛みがあるわけじゃないし、まあ大丈夫だろう」と思っている方がとても多いのですが、体の不調は突然やってくるものではありません。日々の小さな変化が積み重なって、ある日一気に症状として現れるのが厄介なところです。まずは体の中で何が起きているのかを知っておきましょう。
体を動かすと、筋肉は収縮と弛緩を繰り返します。この動きが、血液を全身に送り出すポンプの役割を果たしています。特に下半身の筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれるほど、血液循環に大きく関わっているんです。
ところが、長時間座りっぱなしの生活が続くと、筋肉はほとんど動かない状態になります。すると、このポンプ機能が著しく低下し、血液がスムーズに流れなくなってしまいます。
血液の流れが滞ると、筋肉に酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物が溜まりやすくなります。これが肩や首のこわばり、腰のだるさや痛みとして体に現れてくるわけです。
肩こりや腰痛に悩んでいる方はとても多いですよね。これらの症状は「姿勢が悪いから」「年齢のせい」と思われがちですが、根本の原因として体を動かさない生活による血行不良が深く関わっているケースが非常に多いです。
特に肩まわりは、デスクワークや在宅勤務でほぼ同じ姿勢をとり続けることで、筋肉が慢性的な緊張状態に置かれています。緊張した筋肉は血管を圧迫するため、さらに血流が悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。
腰痛も同様です。腰の周囲を支える筋肉が弱くなると、椎間板や関節に余分な負担がかかり、炎症や痛みが起きやすくなります。「腰が痛いから動きたくない」→「動かないから筋肉がさらに弱くなる」というパターンに入ってしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまうんです。
体を動かさない期間が続くと、筋肉量は思っている以上のスピードで落ちていきます。20代をピークに筋肉量は自然と減っていきますが、活動量が少ない生活ではその低下が加速します。筋力が落ちると体にはどんな変化が起きるのか、少し詳しく見ていきましょう。
姿勢を維持するためには、背中や体幹の筋肉がしっかり働いている必要があります。ところが、これらの筋肉が衰えてくると、体は無意識のうちに骨格や関節で体重を支えようとします。その結果、特定の関節や椎間板に過度な負担が集中し、慢性的な痛みにつながってしまいます。
「なんか最近、猫背が気になる」「立っているだけで疲れる」という感覚はありませんか?それは筋力の低下が姿勢に影響し始めているサインかもしれません。
筋肉は体の中で最も多くのエネルギーを消費する組織です。筋肉量が減るということは、基礎代謝が下がるということ。同じ生活をしているのに太りやすくなった、食事量は変わっていないのに体が重い、という変化を感じるとしたら、筋肉量の低下が影響しているかもしれません。
また、筋肉が少ないと体温を維持する力も弱くなります。体が冷えやすくなると血流はさらに悪化し、疲労物質が溜まりやすい状態が続きます。「寝ても疲れが取れない」「朝から体がだるい」という慢性的な疲労感も、こうした体の変化と無関係ではありません。
体をあまり動かさない生活が続くと、体の「調整システム」とも言える自律神経の働きにも影響が出てきます。自律神経は体温・血圧・消化・睡眠など、体のあらゆる機能を自動的に調節してくれている神経系です。ここが乱れると、体と心の両方に幅広い不調が起きてきます。
適度に体を動かすと、脳内でセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が分泌されます。これらは気分の安定や意欲、睡眠の質に深く関わっています。反対に、体を動かさない状態が続くと、これらの物質が分泌されにくくなります。
「なんとなく気分が晴れない」「夜なかなか眠れない」「やる気が出ない」という状態が続いているとしたら、精神的なストレスだけでなく、体を動かさない生活による自律神経への影響も考えてみる必要があります。
自律神経の働きのバランスが崩れると、消化器系の働きにも影響が出てきます。腸の蠕動運動が弱くなり、便秘やお腹の張り感を感じやすくなります。また、胃のもたれや食欲不振といった症状も自律神経の乱れと関係していることがあります。体を動かすことが消化器系の健康にもつながっているというのは、意外と知られていない事実です。
ここまで読んで、「やっぱり体を動かさないとまずいな…」と感じていただけたなら嬉しいです。でも同時に、「忙しいし、何をすればいいかわからない」と思っている方も多いのではないでしょうか。大丈夫です。難しいことをいきなり始める必要はありません。
激しい運動をいきなり始める必要はありません。長時間座り続けている方は、まず1時間に1回、立ち上がって軽く体を動かすことから始めてみてください。たった数分のウォーキングや軽いストレッチでも、続けることで血流の改善や筋肉への刺激になります。
大切なのは「完璧を目指さないこと」です。週に数回、10分でも外を歩く習慣が定着するだけで、体の変化を実感できるようになってきます。肩こりや腰の重さが少し楽になる、朝の目覚めが良くなる、そういった小さな変化が積み重なって体は確実によくなっていきます。
日常的に体を動かすようにしているのに、肩こりや腰痛がなかなか改善しない、という方もいらっしゃいます。その場合は、体の使い方のクセや骨格のバランス、筋肉の緊張パターンに問題が隠れていることがあります。
私が長年の施術経験を通じて感じているのは、「痛みのある場所が原因ではないことが多い」ということです。腰が痛いからといって腰だけをほぐしても根本的には変わらない。どこに本当の原因があるのかを丁寧に検査し、体全体のバランスを整えることが、改善への近道です。
体のだるさ、肩や首のこわばり、腰の重さ、疲れがなかなか抜けない感覚。これらはすべて、体があなたに送っているサインです。「年だから仕方ない」「忙しいから」と見て見ぬふりをしていると、不調は確実に積み重なっていきます。
今感じている不調を「仕方ない」で終わらせないでください。体は変えられます。正しいアプローチで根本から整えていけば、多くの方が症状の改善を実感されています。少しでも気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。あなたの体のことを、一緒に考えさせてください。