
院長:佐藤お気軽にご相談ください!


こんにちは、高岡市でサトウ接骨院を営んでおります院長の佐藤です。今日も朝から患者様の施術に追われておりましたが、ふと窓の外を見ると夏らしい強い日差しが差し込んでいて、季節の移ろいを感じております。さて今回は、お尻から足にかけてピリピリとしたしびれや痛みでお悩みの方からよくいただくご相談、坐骨神経痛とヘルニアという言葉の違いについて書きたいと思います。病院で診断名を聞いて「結局どっちなの?」と混乱してしまった方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


実はこの二つ、まったく別のものを指す言葉なんです、混同したまま放置すると改善が遠回りになることもあるので今日はしっかり整理していきましょう
結論から申し上げますと、この二つは似ているようでまったく違う立場にある言葉です。ここを混同してしまうと、自分の体に何が起きているのか正しく理解できず、不安ばかりが募ってしまいます。まずは基本的な違いから、丁寧に紐解いていきましょう。
坐骨神経痛というのは、実は病名ではありません。お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて伸びている坐骨神経という太い神経が、何らかの理由で刺激されることで生じる痛みやしびれの状態そのものを指す言葉なんです。つまり風邪をひいたときの「くしゃみ」や「発熱」のように、体に現れている症状を表す呼び方だとイメージしていただくとわかりやすいと思います。
一方でヘルニアというのは、背骨の間にあるクッションのような組織、椎間板の一部が飛び出してしまい、近くを通る神経を圧迫してしまう病気そのものの名前です。この圧迫によって坐骨神経が刺激されると、結果として坐骨神経痛という症状が現れるという流れになります。つまりヘルニアが原因で、坐骨神経痛という結果が生まれるという関係性なんですね。
臨床の現場に長く立ってきた私の実感としても、この二つを同じものだと思い込んでいる方は本当に多くいらっしゃいます。ここではその理由と、実際にどんな違いが体に現れるのかを詳しく見ていきましょう。
ヘルニアが原因で坐骨神経痛が起こるケースが非常に多いため、二つの言葉がセットで語られることが多くなり、いつの間にか同じ意味だと思われてしまうんです。実際に病院を受診した際「ヘルニアですね」と言われたり、「坐骨神経痛ですね」と言われたりと、診断する医師によって伝え方が異なることも混乱の原因になっているように感じます。
ここが非常に大切なポイントなのですが、坐骨神経痛を引き起こす原因はヘルニア以外にもたくさん存在します。腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、あるいは長時間のデスクワークによる骨盤の歪みや筋肉の緊張など、原因は人によって実にさまざまです。以下に代表的な原因を挙げてみますので、ご自身の生活習慣と照らし合わせてみてください。
「自分の場合はどちらに当てはまるんだろう」と気になる方も多いはずです。ここでは日常生活の中で感じやすい症状の違いを表にまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください。
| チェックする項目 | ヘルニアが原因の場合の傾向 | その他が原因の場合の傾向 |
|---|---|---|
| 発症する年代 | 20代から40代の比較的若い世代に多い | 年齢を問わず幅広い層に見られる |
| 痛みの出方 | 前かがみの姿勢や咳、くしゃみで悪化しやすい | 特定の動作や長時間の同一姿勢で悪化しやすい |
| しびれの範囲 | 片側の足に強く出ることが多い | お尻から太もも周辺に留まることも多い |
ただしこれはあくまで一般的な傾向であり、自己判断だけで結論を出すのは避けていただきたいというのが正直な思いです。実際の現場では、この表に当てはまらない症状の方も少なくありません。
長年の臨床経験から感じることとして、痛みの根本原因は人それぞれ全く違うということです。同じ「坐骨神経痛」という言葉で表現されていても、原因を丁寧に探っていくと、骨盤の傾きだったり、日常の座り方の癖だったりと、驚くほど多様な背景が隠れています。表面的な症状だけを見て判断するのではなく、体全体のバランスを診ながら根本原因にアプローチすることの大切さを、開業から今日まで一貫して大事にしてまいりました。
坐骨神経痛は症状の名前、ヘルニアは病名という立場の違いがあることをご理解いただけたでしょうか。この違いを知っているだけでも、ご自身の体と向き合う際の安心材料になるはずです。とはいえ、しびれや痛みが長引く場合、それを一人で抱え込んで我慢する必要はまったくありません。原因を正しく見極め、それぞれの体に合った施術を行うことこそが、根本改善への一番の近道だと私は考えております。もし今、腰やお尻、足のしびれで不安な毎日を過ごしていらっしゃるなら、どうか一人で悩まず、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

