
院長:佐藤お気軽にご相談ください!


こんにちは、サトウ接骨院の佐藤です。今日はよくご相談いただく交通事故後のお悩みについてお話ししようと思います。追突事故に遭ったけれど「今のところ痛みはない」という方、実は少なくありません。ですが、その安心が数日後に裏切られるケースをこれまで何度も見てきました。今回はむちうちの始まりに現れやすいサインについて、臨床の現場で感じてきたことを交えながらお伝えしていきます。読んでいただくことで、事故後の不安な気持ちが少しでも軽くなればうれしいです。


事故直後は興奮状態で痛みを感じにくいもの、油断せず体の声に耳を傾けてほしいと思います
交通事故に遭った瞬間、多くの方は体が緊張状態になっていて、痛みを感じる神経の働きが一時的に鈍くなっています。これはアドレナリンが分泌されることによる自然な反応で、決して珍しいことではありません。だからこそ「大丈夫そうだから病院には行かない」と自己判断してしまう方が後を絶たないのです。私自身、開業してから多くの事故後の患者さんを診てきましたが、事故直後は元気に見えても数時間から翌日にかけて症状が顔を出すケースを何度も経験しています。体の異変は必ずしもすぐには出ないものだと知っておくことが、後悔しないための第一歩になります。
首は本来しなやかに動く構造をしていますが、追突などの強い衝撃を受けると、筋肉や靭帯、関節包といった組織に微細な損傷が生じます。この損傷部分に炎症反応が起こるまでには少し時間がかかるため、事故から数時間、あるいは翌朝目覚めたときに首が回らないほどのこわばりを感じる、という流れが非常に多く見られます。個人差はありますが、事故後72時間以内に何らかの不調を訴える方が大半だという印象です。もし今何も感じていなくても、この先数日は体調の変化に注意を向けておいてほしいと思います。
ここでは実際に相談の多かった症状をいくつか挙げてみます。人によって出方はさまざまですが、共通して見られる傾向がありますので、ご自身やご家族の状態と照らし合わせながら読んでみてください。
これらはひとつだけ現れることもあれば、複数が重なって出てくることもあります。特にしびれや目まいといった症状は神経や自律神経が関わっているサインであることが多く、放置すると回復までに時間がかかる傾向がありますので早めの対応をおすすめしています。
ここが実は誤解されやすいポイントなのですが、痛みが軽いからといって損傷が軽いとは限りません。逆にレントゲンで骨に異常がなくても、筋肉や靭帯、神経に負担がかかっていて長引くケースもあります。私の経験上、「たいしたことないと思っていたのに、施術を進めるうちに深いところの緊張が見つかった」という方は珍しくありません。だからこそ自己判断だけに頼らず、専門家の目で一度確認してもらうことが安心につながります。
初期対応をどう行うかによって、その後の回復のスピードが大きく変わってきます。ここでは事故直後に意識してほしいポイントを整理してお伝えします。
| タイミング | おすすめの対応 |
|---|---|
| 事故直後〜当日 | 無理に体を動かさず、できるだけ早く医療機関で検査を受ける |
| 翌日〜数日後 | 痛みや違和感が出たら我慢せず記録し、専門家に相談する |
| 1週間程度 | 症状に応じた施術やケアを継続的に受ける |
特に注意していただきたいのが、痛みがないからと湿布だけで済ませたり、放置してしまったりすることです。初期段階で体の状態を正しく把握しておくことが、後々のつらい後遺症を防ぐ大きなカギになります。事故から日が経ってから痛みが強くなり、保険の手続きで困ってしまうという相談も実際に多いのです。
よく「まず病院に行くべきか、接骨院に行くべきか」という質問をいただきます。私がいつもお伝えしているのは、まず整形外科でレントゲンなどの検査を受けて骨に異常がないかを確認し、そのうえで日々の施術やケアは接骨院で継続していくという流れが安心だということです。両方を組み合わせることで、見落としを防ぎながらしっかりとした回復を目指すことができます。
私はこれまで愛知県での修行時代から数えて、数え切れないほどの事故後の患者さんと向き合ってきました。その経験から言えるのは、早い段階で正しく体と向き合った方ほど、回復も早く、後悔も少ないということです。事故後の不安な気持ちを抱えたまま一人で悩む必要はまったくありません。今何も症状がなくても、これから出てくるかもしれない変化に気づけるよう、体の声に耳を傾けてあげてください。少しでも気になることがあれば、どうぞ遠慮なくご相談くださいね。