
院長:佐藤お気軽にご相談ください!

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「何もしていないのに、じんじんと肩が疼く」「夜中に目が覚めるほど肩が痛い」そんな経験、最近ありませんか?それ、五十肩のサインかもしれません。ズキズキとうずくような痛みが安静時にまで続く場合、放っておくと悪化してしまうこともあります。


私自身、柔道整復師として30年以上、多くの方の肩の痛みに向き合ってきました。「まさか自分が」という驚きと不安を抱えて来院される方が本当に多い。だからこそ、正しい知識を早めに持ってほしいと思っています。


夜もじっとしていても痛む肩の痛みは、炎症が強い急性期のサインです。正しく対処すれば怖くありません。ひとりで抱え込まずにまず読んでみてください
五十肩には大きく分けて3つの段階があります。最初の「炎症期」は、肩関節を包む組織が炎症を起こし、じっとしていても痛む「安静時痛」や、夜間に痛みが強まる「夜間痛」が特徴的な時期です。この段階をきちんと理解することが、早期改善への第一歩になります。
肩こりとは明らかに違う、深いところからくるような「ズキズキ」「うずく」感覚に気づいたとき、多くの方がまず「肩を動かしすぎたかな」と考えます。でも、五十肩の急性期(炎症期)では、動かさなくても痛む「安静時痛」が現れるのが大きな特徴です。夜、横になると重力のかかり方が変わり、炎症を起こしている組織に血流が集まりやすくなるため、夜間に痛みが強まります。「何もしていないのに痛い」「寝ていても目が覚める」というのは、まさにこの炎症期のサインと言えます。
40代から60代に多く見られますが、近年は30代でも発症するケースが増えています。デスクワークで長時間同じ姿勢をとる方や、猫背ぎみの方、運動習慣がない方は特に注意が必要です。また、糖尿病や甲状腺疾患をお持ちの方は五十肩が重症化しやすいことも知られており、気になる症状があるときは早めの対処をおすすめします。利き手側の肩に発症しやすいとも言われていますが、反対側に出ることも珍しくありません。あなたはどちらの肩に症状がありますか?
痛みが出ると「温めれば楽になるかも」「ストレッチして動かした方がいいかも」と思われる方も多いのですが、炎症期の対応を間違えると痛みが長引いたり、症状を悪化させてしまう可能性があります。この時期の正しい対処法を知ることが、回復を早める上でとても大切です。
炎症が起きているということは、肩の中で「火事」が起きているような状態です。その状態でさらに熱を加えてしまうと、炎症が強まってしまいます。入浴で長湯をしたり、ホットタオルで温めたりするのは炎症期には逆効果になりやすいです。また、マッサージで力強くもみほぐすのも同様に避けた方がよいでしょう。
「動かさないと固まる」と思って無理に腕を回したり、上に持ち上げようとする方もいますが、炎症期に無理な動きを加えると組織がさらに傷つき、炎症が悪化するリスクがあります。この時期は「安静」が基本です。痛みのない範囲での小さな動きは構いませんが、ズキズキと痛む動作は絶対に無理をしないでください。
炎症期の痛みには、冷やすことが有効です。氷や保冷剤をタオルに包んで、痛む部分に15〜20分程度当てるアイシングが効果的とされています。ただし、直接肌に当てると凍傷になる可能性があるので、必ずタオル越しに当てるようにしてください。
夜間痛がつらくて眠れない……これは五十肩の急性期で最も多い悩みのひとつです。日中は仕事や家事をしていると気が紛れるものの、夜になって静かになると痛みがより強く感じられ、精神的にも消耗してしまいます。完全に痛みをなくすことはすぐには難しくても、ちょっとした工夫で楽になることがあります。
痛む側の肩を下にして横向きで寝ると、肩に体重がかかってしまいます。できれば痛みのない側を下にするか、仰向けで寝るのがおすすめです。仰向けの場合は、痛む側の腕の下に折りたたんだタオルや薄いクッションを置いて、肩が少し持ち上がるようにしてあげると負担が軽減されることがあります。「やってみたけど全然違う」という方も多いので、ぜひ試してみてください。
寝ているとき、腕の重さが肩関節にかかり続けることで痛みが増すことがあります。腕が体から離れすぎないよう、小さなクッションや丸めたタオルを脇の下に挟むようにして腕を支えてあげると、関節への負担が減ります。「何をしても眠れない」という場合は、無理に横になろうとせず、背もたれに寄りかかって休む方法も選択肢のひとつです。
五十肩は「急性期(炎症期)」「慢性期(拘縮期)」「回復期(緩解期)」という3つのステージをたどるのが一般的です。それぞれの時期に適切な対処をすることで、回復を早めることができます。逆に、どこかのステージで対応を誤ると、症状が長引いてしまうこともあります。
| ステージ | 主な症状 | 期間の目安 | 基本的な対処 |
|---|---|---|---|
| 急性期(炎症期) | 安静時痛・夜間痛・ズキズキ感 | 数週間〜数ヶ月 | 安静・アイシング・無理に動かさない |
| 慢性期(拘縮期) | 肩の可動域が狭まる・上げにくい | 数ヶ月〜1年程度 | 適度な運動・施術でほぐす |
| 回復期(緩解期) | 痛みが和らぎ動かせるようになる | 半年〜1年以上 | 可動域を広げるリハビリ |
ステージが進むにつれて、痛みの性質が変わってきます。最初のズキズキとした痛みが落ち着いてきたかと思ったら、今度は肩が固まって動かしにくくなる……という変化を感じた方もいるかもしれません。それは拘縮期への移行のサインです。
「五十肩は放っておいても自然に治る」という話を聞いたことがある方も多いと思います。たしかに、時間の経過とともに改善していくことはありますが、問題はその「時間」です。
適切な対処をしない場合、症状が落ち着くまでに1年、場合によっては2〜3年かかることもあります。その間、仕事や家事、睡眠の質が低下し続けるのは、生活の質にとって大きなマイナスです。「いずれ治るから」と我慢し続けた結果、気づいたときには肩がかなり固まってしまっていたという方も少なくありません。
五十肩は、単に肩だけの問題ではないことがよくあります。背骨や骨盤のバランスの乱れ、姿勢の歪みが肩関節に影響を与えているケースも多く、そこに気づかずに肩だけをケアしても改善が遅れてしまうことがあります。当院では、肩の痛みだけを診るのではなく、身体全体の状態を丁寧に検査した上で、症状の根本にある原因に対してアプローチしていきます。
「少し様子を見ようかな」と迷っている方に、目安をお伝えします。以下のような状態が続いているときは、早めにご相談ください。自己判断で悪化してしまう前に、専門家の目でしっかり確認することが大切です。
特に、しびれを伴う場合は頸椎由来の問題など、五十肩以外の疾患が隠れている可能性もあります。「これって五十肩で合ってる?」と自信が持てないときも、一度確認してみることをおすすめします。
私は高岡で開業して15年以上、多くの五十肩の方と向き合ってきました。痛みで夜も眠れず、精神的にも消耗しきった状態で来院される方がいかに多いか、身に染みてわかっています。
当院では、最初の来院時に問診・姿勢検査・関節可動域検査・整形外科的検査など、複数の角度から身体の状態を詳しく確認します。肩の痛みといっても、そこに至る原因は人によって異なります。姿勢の歪みが影響している方、内臓との関連がある方、過去のケガが伏線になっている方……それぞれの根本原因を特定し、そこにアプローチすることではじめて本質的な改善が期待できます。
「整体って痛そう」と思っている方も安心してください。当院の施術は、やさしくタッチするような施術が中心です。強い刺激を与えると、身体がかえって緊張してしまいます。炎症期の五十肩に無理な力をかけることなく、身体の自然な回復力を引き出すことを大切にしています。
夜になると肩がズキズキして眠れない、じっとしていてもうずく……そんな状態をひとりで抱えながら「どうせ時間が経てば治る」と我慢し続けるのは、身体にとっても心にとっても決してよいことではありません。正しい知識を持ち、適切なタイミングで対処することが、最短での回復への道です。気になることがあれば、どうぞ遠慮なく相談してください。一緒に、痛みのない毎日を取り戻しましょう。


遠方にお住まいで、当院への来院が難しい方へ
当院は富山県高岡市にある治療院です。
遠方にお住まいで継続した来院が難しい方に向けて、
ご自宅でできる姿勢ケアや睡眠環境の見直しについてまとめています。