
院長:佐藤お気軽にご相談ください!

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走り終わった後に、太ももの外側から膝にかけてズキズキと痛みを感じたことはありませんか。「疲れかな」と思ってそのままにしていたら、階段を下りるたびに痛みが出るようになった、という方も少なくありません。今回は、その痛みの正体と、なぜなかなか改善しないのかについてお話しします。


もしかしたら、それは腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)かもしれません。放っておくと慢性化してしまうことも多いので、ぜひ最後まで読んでみてください。


柔道整復師として30年以上、富山・高岡で多くのランナーやスポーツ愛好者の膝の痛みを診てきました。「走れなくなるのが怖い」「大会が近いのにどうしよう」と不安を抱えて来院される方が本当に多いです。早めに原因を知ることが、一番の近道だと感じています
この痛みを感じる方の多くが、ランニングや登山、自転車などの繰り返し運動をされています。痛みの場所や出るタイミングを整理することで、何が起きているのかが見えてきます。
走り始めはなんともないのに、5〜10kmを超えたあたりで急に膝の外側が痛くなってくる、という経験をお持ちの方はいませんか。あるいは階段を下りるときや、しゃがんだ瞬間にズキッとする感じ。そういった痛み方には、ある共通した原因があります。
痛みが出やすい場面をまとめると次のようになります。
これらのうち複数に当てはまる方は、腸脛靭帯に何らかの問題が起きている可能性が高いです。
腸脛靭帯とは、骨盤の外側から膝の外側にかけて走る、長くて丈夫な組織です。この靭帯は膝を曲げ伸ばしするたびに膝の外側にある骨の出っ張りの上を通過します。ランニングのように同じ動作を何千回も繰り返すと、その摩擦が積み重なって炎症が起きてしまいます。
「ランナー膝」という名前がついているくらい、走る方に多い症状ですが、けして走る人だけのものではありません。登山、自転車、長時間の立ち仕事など、膝の曲げ伸ばしが多い生活をしている方にも起こります。
初期のうちは、運動後に少し痛む程度で、しばらく休むと楽になります。ところが、この段階で「休めば治る」と思って対処を後回しにしていると、やがて休んでも痛みが取れない状態に変わっていきます。
慢性化すると、歩くだけでも痛みが出るようになり、日常生活そのものが不便になってきます。さらに、痛みをかばうために歩き方が変わり、腰や反対の膝にも負担がかかり始めます。早期に手を打つことが、結果的に最も短い道のりです。
整形外科に行くと「安静にしてください」と言われ、湿布と痛み止めを処方されて終わり、という経験をされた方も多いかと思います。それで一時的には楽になっても、また走り始めると同じ場所が痛くなる。そのくり返しに悩んでいる方は実際にたくさんいらっしゃいます。
なぜ改善しないのかというと、湿布や安静では「炎症を抑える」ことはできても、「なぜ炎症が起きたのか」という根本原因には何もアプローチできていないからです。
開院以来、多くの腸脛靭帯炎の方を診てきた経験から言えることがあります。この症状には、ひとつの原因があるのではなく、いくつかの要因が絡み合っていることがほとんどです。
よく見られる原因の例を挙げると、次のようなものがあります。
これらが複合的に絡み合っているため、「膝だけをほぐす」「腸脛靭帯だけを伸ばす」といった対処では、全ての問題を解消することができないのです。
「ストレッチをすれば治る」と思って、痛みが強い時期にゴリゴリと太ももをほぐしたり、無理に伸ばしたりしてしまう方も多いです。炎症が強い急性期には、患部を強く刺激することで症状が悪化することがあります。何をやっていいか、何を控えるべきかは、症状の段階によって変わってきます。
整形外科と整体院は、それぞれ役割が異なります。どちらが正しいという話ではなく、それぞれの強みを理解して活用することが大切です。
| 項目 | 整形外科 | 整体院(当院) |
|---|---|---|
| 得意なこと | 画像診断・投薬・注射 | 原因の特定と根本へのアプローチ |
| 検査内容 | レントゲン・MRIなど | 姿勢・関節可動域・整形外科的検査 |
| 痛みへの対処 | 消炎鎮痛剤・安静指示 | 原因に応じた施術と身体全体の調整 |
| 再発予防 | 限定的 | 原因の改善によって再発を抑える |
整形外科で「異常なし」「安静にしてください」と言われてもスッキリしない方、一度しっかりと身体全体を検査してもらうことを検討してみてください。
私が柔道整復師として開業して15年以上、一貫して大切にしてきたことがあります。それは「原因を決めつけずに、まず徹底的に調べる」ということです。
姿勢分析、関節可動域の計測、整形外科的検査の3つを組み合わせることで、どこに問題があるのかを客観的なデータとして把握します。「なんとなく施術する」のではなく、根拠のある施術計画を立てるために、検査が最初の一歩になります。
同じ「膝の外側の痛み」でも、股関節に原因がある方、足のアーチが原因の方、体幹バランスが崩れている方など、それぞれ異なります。だからこそ、ひとりひとりに合った対処が必要です。
国家資格(柔道整復師)を持つ院長が、問診から検査、施術まで一貫して担当します。担当者が変わるたびに症状の説明をやり直す必要はありません。毎回の変化を把握しながら、施術の内容も細かく調整していけるのが強みです。
施術は力任せにボキボキするものではなく、優しくタッチするソフトな手技が中心です。痛みに敏感な方や、これまでの施術で怖い思いをされた方にも安心して受けていただけます。
ここでは、日常生活の中で意識していただきたい基本的なポイントをご紹介します。これはあくまで補助的なものであり、根本的な改善には原因の特定が必要です。
痛みが強い時期に無理に走ったり、患部を刺激したりするのは禁物です。この時期は炎症が活発に起きているため、患部を休ませることが最優先です。水中ウォーキングなど、膝に負担のかからない運動で体力を維持するのが現実的な選択です。
腸脛靭帯への負担を減らすためには、股関節の外転筋(中臀筋など)を正しく使えるようにすることが大切です。ただし、痛みのある時期に自己流で筋トレをすると症状が悪化することもあります。どんな運動をすべきかは、身体の状態に応じてアドバイスするのが安全です。
クッションが摩耗したシューズや、足のアーチに合っていないシューズは、着地のたびに膝外側への負担を増やします。定期的なシューズのチェックと、必要であればインソールの見直しも有効です。
次のような状況が続いている方は、自己判断での対処には限界があります。気になるものが一つでもあれば、早めにご相談いただくことをおすすめします。
腸脛靭帯炎は、適切な時期に適切な対処をすれば、しっかりと改善できる症状です。慢性化する前に、一度身体の状態を丁寧に調べてみることが大切です。
腸脛靭帯炎でお悩みだった方が、当院での施術を経てどのように変わられたか、実際にこんな声をいただいています。
「走ることをあきらめなくてよかった」という言葉をいただくたびに、この仕事をやっていて本当によかったと感じます。
太ももの外側や膝の外側に痛みを感じていて、「これはランナー膝かもしれない」と思い当たる方は、どうか一人で抱え込まないでください。原因はひとりひとり違います。あなたの身体に何が起きているのかを、一緒に丁寧に調べていきましょう。いつでも気軽にご連絡いただければと思います。


遠方にお住まいで、当院への来院が難しい方へ
当院は富山県高岡市にある治療院です。
遠方にお住まいで継続した来院が難しい方に向けて、
ご自宅でできる姿勢ケアや睡眠環境の見直しについてまとめています。