
院長:佐藤お気軽にご相談ください!

院長:佐藤お気軽にご相談ください!


朝ベッドから起き上がった瞬間や、デスクから立ち上がったときに目の前がスーッと暗くなる。数秒でおさまるものの、何度も続くと「これはめまいなのか、ただの立ちくらみなのか」と不安になる方もいると思います。
サトウ整体院・高岡本院の佐藤です。この記事では、立ちくらみとめまいの違い、医療機関へ相談したほうがよい状態、家でできる立ち上がり方の工夫について、日々のご相談をもとにお話しします。
先に全体像を確認したい方は、めまいの症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、朝の起き上がりやデスクワークなど、毎日の生活の中で気づきやすいことから順にお伝えします。



まず感じ方から確認しましょう
立ち上がった直後だけクラッとして、少し待つと元に戻る。こうした経験が週に何度もあるという方は少なくありません。
数々のご相談の中でも多いのが、「自分は貧血だから」と思い込んでいるケースです。ところが健康診断では貧血の指摘がなかった方も珍しくなく、このクラッとする感じは血圧の調整が一時的に追いつかないことと関係している場合が多いとされています。
同じ「めまい」という言葉でも、感じ方と起きる場面には違いがあります。まずは自分の感覚に近いものを比べてみてください。
| 種類 | 感じ方 | 起きやすい場面 |
|---|---|---|
| 立ちくらみ | 目の前が暗くなる・気が遠くなる | 立ち上がった直後や長く立っているとき |
| 回転性めまい | 自分や周りがぐるぐる回る | 寝返りや頭を動かしたとき、安静時にも |
| 浮動性めまい | 足元がふわふわする・揺れる | 時間帯を問わずじわじわ続く |
立ちくらみは数秒から数十秒でおさまることが多く、座ったり横になったりすると楽になるのが特徴です。一方、回る感じやふわふわ感は内耳や脳、自律神経など関わる部分が広く、長引くこともあります。
両方が混ざっている方もいらっしゃいます。立ち上がったときだけ起きるのか、座っていても起きるのかをメモしておくと、医療機関や当院で相談するときの手がかりになります。
立ちくらみの多くは、姿勢が変わった瞬間の血圧の調整と深く関わっています。体の中で起きていることを知ると、対策も考えやすくなります。
横になったり座ったりした状態から立つと、重力で血液が足のほうへ下がります。本来は自律神経が血管を締めたり心拍を上げたりして、頭への血の巡りをすぐに保ってくれる仕組みです。
この調整がわずかに遅れると、脳へ届く血液が一時的に減り、目の前が暗くなる感覚につながります。医療機関では、立ち上がった後に血圧が大きく下がる状態を起立性低血圧と説明されることがあるようです。
調整の遅れを招く背景には、睡眠不足や疲れ、ストレスによる自律神経の乱れがあります。朝はコーヒーだけ、日中も水分が少ないという生活では、体の水分量が減ってクラッとしやすくなるでしょう。
ほかにも、服用中の薬や貧血、更年期のホルモンの変化が関わるケースもあります。お風呂上がりや食後、トイレの後に起きやすいのは、血管が広がって血圧が下がりやすいタイミングだからです。
一度倒れそうになると、立つこと自体が怖くなり、なるべく動かずに過ごしたくなるものです。
ところが座りっぱなしの時間が増えると、血液を心臓へ押し戻すふくらはぎの筋肉が使われず、下半身に血液がたまりやすくなります。その結果、立ち上がるときのふらつきがかえって起きやすくなる悪循環に陥りがちです。
長時間のデスクワークで首肩のこりが強くなり、呼吸が浅くなっている方も多くいらっしゃいます。首や肩の緊張が続くと自律神経が休まりにくく、頭のふわふわ感と立ちくらみが重なって出てくるケースもあります。
立ちくらみの多くは重い病気ではないとされますが、次のような症状をともなう場合は話が別です。
こうした症状があるときは、救急や医療機関へすぐに相談することを優先してください。脳や心臓、耳の病気が隠れていることがあり、早めの評価が欠かせません。
受診先に迷う場合、耳の症状があれば耳鼻咽喉科、動悸や失神は循環器内科、はっきりしないときは内科がひとつの目安です。服用中の薬がある方は、自己判断でやめずに主治医へ相談しておきましょう。
ここからは、家や職場でできることを優先順位の高いものからお伝えします。何より大切なのは、転ばないことです。
クラッとしたら無理に歩かず、その場でしゃがむか座り、壁や手すりにつかまって頭を守ってください。横になれる場所があれば、横になるのが一番楽な姿勢といえます。
予防として欠かせないのが、安全な立ち上がり方です。朝は布団の中で手足を軽く動かし、上体を起こして数秒待ってから立つ。デスクやトイレ、車の乗り降りでも、一呼吸おく習慣をつけてみてください。
椅子に浅く腰かけ、かかとをゆっくり上げて下ろす動きを10回ほど繰り返します。ふくらはぎの運動は、下半身にたまった血液を心臓へ戻す助けになり、立ち上がる前の準備にも向いています。
ただし、ふらつきが出ている最中に運動を続けたり、首を強くもんだり回したりするのは控えてください。こまめな水分補給と朝食をとることも、自宅ケアの範囲でできる大切な土台です。
医療機関で大きな異常はないと言われても、立ちくらみやふわふわ感が続くと不安は残るものです。
個人的には、こうした方ほど体の使い方から確認したいところです。当院ではまず、首肩の緊張、背中の丸まり、呼吸の深さ、立ち上がるときの動作、ふくらはぎの硬さなどを確かめていきます。
施術では首や背中まわりの負担を減らし、自律神経が休まりやすい体の状態を目指します。変化の出方には個人差がありますが、姿勢や立ち方の見直しとあわせて、ふらつきを繰り返しにくい状態づくりを一緒に考えていきます。
北陸の冬は、暖かい部屋と冷えた廊下や脱衣所との温度差が大きくなりがちです。
暖かい場所から寒い場所へ移ると血管が縮み、立ち上がったときの血圧の変化も大きくなりやすいとされます。また、車移動が多く歩く機会が減ると、ふくらはぎの筋力も落ちがちです。脱衣所を暖めておくことや、買い物のついでに少し歩くことから始めてみてください。
立ちくらみは立ち上がった瞬間の血圧の調整と関わることが多く、回るめまいやふわふわ感とは感じ方が異なります。危険なサインがあれば医療機関を優先し、それ以外は生活の中の工夫で負担を減らしていけます。
今日からは、起き上がる前に一呼吸おくこと、座ったままかかとを上げ下げすること、水分をこまめにとることから試してみてください。いつ、どんな場面でクラッとしたかを書き留めておくのもおすすめです。
首肩のこりや姿勢のくせまで含めて確認したい方は、サトウ整体院・高岡本院へお気軽にご相談ください。

