
院長:佐藤お気軽にご相談ください!

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こんにちは。サトウ整体院・高岡本院の佐藤です。仕事終わりの一杯や、気の合う仲間との食事は楽しみですよね。でも、少し飲んだだけで顔が真っ赤になり、つらくなることはありませんか。
「昔からお酒に弱いだけ」「飲んでいれば慣れるはず」と、そのまま飲み続けている方もいるかもしれません。実は、顔の赤みや動悸には、アルコールを分解する体質が関係していることがあります。
今回は、フラッシング反応の原因や気をつけたい症状、飲酒との付き合い方についてお話しします。私たちと同じ中高年世代の方も、若い頃の飲み方を振り返りながら読んでみてください。



飲める量を増やすより、ご自身の体質を知って無理をしないことを大切にしましょう
お酒を飲んで顔が赤くなると、周りから「もう酔ったの?」と言われることがありますよね。ただ、赤みだけで酔いの程度を判断することはできません。まずは、フラッシング反応でどのような変化が起こるのか、ご自身の経験と照らし合わせてみましょう。
フラッシング反応とは、少量のお酒でも顔が赤くなり、吐き気や動悸、眠気、頭痛などが起こる反応です。
ビールをコップ一杯ほど飲んだ段階で症状が出る方もいます。ただし、症状が出る量や強さには個人差があり、「この量までは大丈夫」と一律に決められるものではありません。
顔だけでなく首や胸元が赤くなったり、身体が熱く感じられたりすることもあります。見た目には笑っていても、ご本人は胸がドキドキして、会話どころではない場合もあるでしょう。
「みんなは平気なのに、自分だけつらい」と感じていませんか。そのような方はもともとアルコールに弱い体質なのかもしれません。
飲酒後の顔の赤みには、アルコールが分解される途中で生じる物質が関係します。一方、酔いにはアルコールが脳に及ぼす作用が関わっており、同じものではありません。
そのため、「意識ははっきりしているから、もう一杯飲める」と考えないことが大切です。赤みや気分の悪さが出ているなら、それ以上無理をして飲む必要はありません。
同じお酒を同じ量だけ飲んでも、平気な方とつらくなる方がいるのは不思議ですよね。この違いを理解するには、お酒が体内で分解される流れを知ることが役立ちます。少し専門的な言葉も出てきますが、順番に整理するとそれほど難しくありません。
お酒に含まれるアルコールは、体内でまずアセトアルデヒドという物質に変わります。その後、さらに分解されていきますが、この途中の物質が身体にたまると、不快な症状が起こりやすくなります。
アセトアルデヒドの分解に重要な役割を果たすのが、ALDH2という酵素です。日本語では「2型アルデヒド脱水素酵素」といい、分解作業を進める働き手のようなものと考えるとわかりやすいでしょう。
この酵素の働きが弱い方は、アセトアルデヒドの処理が追いつきにくくなります。その結果、少量でも顔の赤みや吐き気、動悸などが出やすくなるのです。
ALDH2の働きの違いには、遺伝的な体質が関係しています。「父親がお酒に強いから、自分も大丈夫」とは限らず、家族と同じ飲み方ができるわけではありません。
また、顔の赤みだけで酵素の働きや病気の有無を確定することもできません。
若い頃はすぐ顔が赤くなったのに、今は以前より飲めるという方もいると思います。会食の機会が増えると、慣れたことをうれしく感じる場合もありますよね。ただし、つらさが減ったことと、身体への影響が小さくなったことは分けて考える必要があります。
飲酒を繰り返すうちに、以前ほど不快に感じなくなることはあります。しかし、それによって遺伝的に決まるALDH2の働きが、強いタイプへ変わったわけではありません。
飲酒に慣れても、生まれ持ったアルコール代謝の体質が変わったとはいえません。飲めるようになった感覚だけで、飲酒量を増やさないようにしましょう。
「今日は赤くならないから大丈夫」「昔より強くなったから安心」という判断は避けたいところです。症状が目立たないことを、安全の証明にはできません。
体質を考える際には、現在の反応だけでなく、飲み始めた頃の様子も参考になります。当時、少量で赤くなっていたか、気分が悪くなりやすかったかを思い出してみてください。
「お酒で赤くなる人は、がんになりやすい」と聞くと、不安になりますよね。ここでは、反応があるだけで病気が決まるわけではないことを押さえながら、飲酒を続ける場合の注意点を整理します。怖がるためではなく、これからの選択に生かすためのお話です。
フラッシング反応が出やすい方は、原因となるアセトアルデヒドを分解しにくい場合があります。この物質は、飲酒に関連する食道がんなどの発症にも関わっています。
特に、こうした体質の方が多量の飲酒を続けることは、食道や咽頭のがんのリスクを考えるうえで重要です。「赤くなるだけだから」と軽く考えず、飲酒習慣を見直すきっかけにしてください。
もちろん、フラッシング反応があれば必ずがんになるという意味ではありません。顔の赤みから、現在がんがあるかどうかを判断することもできません。
反対に、顔が赤くならない方なら、どれだけ飲んでも安心というわけではありません。飲酒量が多いこと自体も、飲酒に関連するがんのリスクにつながります。
大切なのは、隣の人と飲める量を競わないことです。「あの人も同じ量を飲んでいるから」と比べず、ご自身の体質と飲酒習慣を見直していきましょう。
飲み会の途中で顔が赤くなったり気分が悪くなったりすると、周囲に気を遣って言い出しにくいこともありますよね。それでも、その場の雰囲気より身体を優先してください。ここでは、飲酒をやめる判断と、すぐに助けを求めたい状態についてお伝えします。
赤みや動悸、吐き気などが出たら、その場で飲酒をやめましょう。「休めばまた飲める」と再開するより、無理をしないことを優先してください。
体調が悪いときは、一人で我慢せず、一緒にいる方に伝えてください。飲み会では最初からノンアルコールの飲み物を選ぶなど、飲まずに参加する形でもよいのです。
「体質的に少量でも具合が悪くなるんです」と短く伝えておくと、勧める側にも事情が伝わります。飲めない理由を長く説明したり、無理に証明したりする必要はありません。
呼びかけても反応がない、呼吸がおかしい場合は、すぐに119番へ連絡してください。「酔って寝ているだけ」と決めつけて放置しないことが重要です。
救急車を待つ間も一人にせず、通信指令員の指示に従ってください。意識が低下していて普段どおりの呼吸がある場合は、吐いたものによる窒息を防ぐため、横向きに寝かせます。
フラッシング反応と急性アルコール中毒は同じものではありません。ただ、飲酒後の体調不良を、顔が赤くなる体質だけで片づけないでくださいね。
年齢を重ねると、若い頃と同じように過ごしているつもりでも、身体について考える場面が増えてきますよね。お酒との付き合い方も、その一つです。私自身もお酒は好きなのであまり大きなことも言えませんが。飲めることを目標にするのではなく、仕事や家族との時間を気持ちよく過ごせるかを基準に考えてみませんか。
お酒との付き合い方は、人それぞれです。たくさん飲めることよりも、ご自身の体質に合った選択をして、食事や会話を心地よく楽しむことを大切にしていただきたいと思います。
少量でも顔が赤くなったり、動悸や気分の悪さが出たりする方は、無理に飲む必要はありません。飲めるようになろうと頑張るより、身体の反応に目を向けてあげてくださいね。
最初からノンアルコールの飲み物を選ぶのも、楽しみ方の一つです。好きな料理を味わったり、久しぶりに会った仲間と話したり、お酒を飲まなくても楽しめる時間はたくさんあります。
「今日は飲まずに楽しみます」と、気軽に伝えられるとよいですね。周りと同じ量を飲むのではなく、自分らしい過ごし方を選んでよいのです。
私は高岡市で開業して以来、身体の不調だけでなく、皆さんが毎日をどのように過ごしたいかにも耳を傾けてきました。大切な人との時間を楽しめることも、日々の健やかさにつながると感じています。
お酒を断ることは、付き合いを断ることではありません。飲むことそのものより、その場で過ごす時間を楽しむ気持ちで、ご自身の身体を大切にしていきましょう。