
院長:佐藤お気軽にご相談ください!


駅の階段を上るたびに、足にビリッと電気が走るような感覚がある…。そんな経験、最近増えていませんか?
坐骨神経痛を疑っている方もいれば、「歳のせいかな」と半ば諦めている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、その感覚、実は身体からの大切なサインです。


院長の佐藤です。「階段を踏むたびに足に響く」という相談は、当院にも本当によくいただきます。最初はちょっとした違和感でも、放置しているうちに日常生活に支障が出るほど悪化してしまう方も少なくありません。原因をきちんと知って、早めに対処してほしいというのが私の本音です
階段を一段踏み下ろすたびに、お尻や太もも、ふくらはぎの奥に「ズキッ」「ビリッ」と感じる、あの独特の感覚。膝の痛みとは少し違う、どこか足の奥を走るような、あるいは腰から伝わってくるような、そんな感覚を「響く」と表現される方がとても多いです。
これは医学的には「放散痛」と呼ばれる状態です。特定の場所が傷んでいるのではなく、神経に沿って痛みが伝わっているため、どこが悪いのかが自分ではわかりにくいのが特徴です。
放散痛のやっかいなところは、「原因の場所」と「痛みを感じる場所」がズレていることです。例えば腰椎で神経が圧迫されていても、感じるのは足首やふくらはぎだったりします。だから湿布や膝のサポーターをしても一向に改善しない、という事態が起きてしまうのです。
階段の「上り」で痛む場合と「下り」で痛む場合では、傷んでいる場所や原因がやや異なることがあります。これを知っておくだけで、自分の状態をより正確に把握できるようになりますよ。
上り階段では、股関節や膝蓋骨(お皿)に強い負荷がかかります。特に太もも前面の筋肉が収縮するときに、膝のお皿の裏や股関節前面の神経が刺激されやすくなります。一方で下り階段では、体重が一気にかかとや膝関節にのしかかり、腰から下への神経への圧迫が強まる傾向があります。
坐骨神経のルートは「腰椎→臀部→太もも裏→ふくらはぎ→足先」です。このルートのどこかで圧迫や緊張が生じると、まるで電線を伝うように痛みが足へ向かって流れていきます。階段で体重が片脚にかかる瞬間に、その圧迫が一時的に強まるため、「踏んだ瞬間だけ響く」という症状が出やすくなるのです。
当院にお越しになる方の症状を長年見てきた経験から、「階段で足に響く」原因として多いものをお伝えします。もちろん一人ひとりで原因は違いますし、複数の要因が重なっているケースも非常に多いです。
腰の骨と骨の間にある「クッション」のような椎間板が、押しつぶされてはみ出すことで神経を刺激します。座りっぱなしや前かがみの姿勢が続いたあとに階段を使うと、症状が強く出ることがあります。30〜50代に多く見られる原因です。
加齢とともに背骨の内側の神経の通り道が狭くなる状態です。脊柱管狭窄症の特徴は、歩いているうちに徐々に足がしびれて痛くなり、少し休むと楽になる「間欠性跛行」です。階段の下りで特に足がだるく重くなる方は、この可能性を疑ってみてください。50〜70代以降に多い傾向があります。
お尻の深部にある「梨状筋」という筋肉が硬くなり、その下を走る坐骨神経を締め付けてしまう状態です。デスクワークや長時間の車の運転が多い方に起こりやすく、お尻の奥から太ももにかけてのじわじわした痛みが特徴です。階段の上りで体重を臀部に乗せた瞬間に響く場合は、この梨状筋が関与していることがよくあります。
骨盤が左右どちらかに傾いていたり、腰椎のS字カーブが乱れていたりすると、特定の神経に継続的に負荷がかかります。毎日少しずつ負荷が積み重なっているため、あるとき突然「階段で響くようになった」という形で症状として表れることがあります。
足底腱膜炎や足首の古い捻挫が原因で、足裏やかかとへの衝撃吸収がうまくできなくなっていることがあります。その結果として、階段を踏み下ろすたびに衝撃が膝や腰へ伝わり、そこで神経が刺激されるケースもあります。「かかとから足首にかけて響く」という方はこのパターンも考えられます。
「まだ我慢できるから大丈夫」と思っていても、神経の症状は放置するほど回復に時間がかかるようになります。次のような状態があれば、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
足に力が入りにくくなってきた、または階段を下りるときに足がもつれるような感覚がある場合は、神経への圧迫がかなり強まっているサインです。また、夜間に横になっていても足がしびれて眠れないという状態になると、神経が慢性的に刺激されている可能性があります。
さらに、以前は一段踏んで響く程度だったのが、最近は歩いているだけでも響くようになってきた、という変化も見逃せません。症状の範囲が広がっている・頻度が増えているというのは、確実に悪化しているということです。
整形外科でレントゲンを撮っても「骨には異常ない」と言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、坐骨神経痛の原因となる筋肉の緊張や骨盤のゆがみ、梨状筋の問題などは、レントゲンやMRIの画像だけでは映し出されないことがあります。
そのため「検査では異常なし」と言われながらも、日常生活に支障が出るほどの痛みや響きが続く方が少なからずいらっしゃいます。「気のせいではないか」「大げさに思われていないか」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、その痛みは本物です。原因をしっかり探る検査が必要なだけです。
湿布や鎮痛薬は、「痛みを感じにくくする」ことはできますが、「神経を圧迫している原因そのもの」には作用しません。痛みが和らいでいる間に原因が解消されれば問題はありませんが、原因を残したまま痛みだけをマスキングし続けると、気づかないうちに症状が慢性化していきます。
慢性化した神経の痛みは、脳がその「痛みのパターン」を記憶してしまうため、原因を取り除いても痛みが残りやすくなります。これが「長年治らない」という方に多い状態です。早い段階で根本の原因にアプローチすることが、最も近道になります。
「同じ症状名でも、人によって原因はまったく違う」ということです。「坐骨神経痛だから梨状筋をほぐせばいい」「椎間板ヘルニアだから牽引すればいい」という一律の対応では、改善するかどうかが運任せになってしまいます。
当院では、姿勢分析・関節可動域の検査・整形外科的検査の3種類の独自検査を組み合わせて、一人ひとりの原因を特定します。どの姿勢でどの動きをしたときに症状が出るのか、骨盤や脊椎のゆがみはどの方向に出ているのか、筋肉のどこに過剰な緊張があるのか。これらを丁寧に確認した上で、施術の方針を立てていきます。
当院では、問診から施術まで院長である私が一貫して担当しています。行くたびに担当者が変わって最初から説明しなければならない、というストレスはありません。毎回の変化を積み重ねながら、着実に改善へと近づいていける体制を整えています。
施術は「ボキボキ鳴らす」ような強い手技ではなく、優しい力加減で身体の本来のバランスを取り戻すものです。痛みが怖くて整体を避けていた方にも、安心して受けていただいています。小さなお子さんから年配の方まで、幅広い方にお越しいただいています。
軽症で発症して間もない状態であれば、安静とセルフケアで改善するケースもあります。ただし、神経への圧迫の原因が残ったままであれば再発しやすく、慢性化のリスクがあります。「しばらく休んだら少し楽になった」という場合でも、根本の原因が解消されているとは限りません。
はい、ある程度は変わります。上りで主に響く場合は股関節・膝蓋骨周囲・梨状筋の問題が関与していることが多く、下りで特に響く場合は脊柱管狭窄症や足首・かかとの問題が関係していることがあります。もちろん両方に症状が出る場合も多く、複合的な原因が絡んでいることもあります。
感覚としては似ている部分もありますが、少し異なります。「しびれ」は感覚が鈍くなったり、じんじんした感覚が持続している状態です。「響く」は踏んだり動いたりした瞬間に電気が走るような鋭い感覚で、これは神経が機械的な刺激に過敏に反応しているサインです。どちらも神経が関与している可能性が高く、早めの対処が大切です。
MRIは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の程度を確認するためには有効な検査です。ただし、梨状筋の緊張や骨盤のゆがみ、姿勢の問題といった「機能的な原因」はMRIには映りにくいという面もあります。MRIで異常が見つからなかった場合でも、機能的な検査を行うことで原因を特定できることがあります。
「階段を踏むたびに足に響く」という症状は、決して年のせいでも気のせいでもありません。神経や筋肉、骨盤・脊椎のバランスに何らかの問題が生じているサインです。
そして、その原因は人によってまったく異なります。だからこそ、丁寧な検査で原因を特定して、あなた自身の身体に合った施術を受けることが、最も確実な改善への道になります。
「もう少し様子を見ようかな」と思っているうちに、神経への圧迫は日々少しずつ強まっていきます。早く対処するほど、改善までの期間も短くなるのが神経の症状の特徴です。
私自身、これまで富山県内外から多くの方の坐骨神経痛や放散痛の症状に向き合ってきました。どんな状態であっても、まず原因を明らかにすることから始めます。一人で抱え込まず、いつでも気軽にご相談いただければ嬉しいです。


遠方にお住まいで、当院への来院が難しい方へ
当院は富山県高岡市にある治療院です。
遠方にお住まいで継続した来院が難しい方に向けて、
ご自宅でできる姿勢ケアや睡眠環境の見直しについてまとめています。