
院長:佐藤お気軽にご相談ください!


キャッチボールで肩を回した瞬間、腕の付け根にズキッとした痛みが走る。練習後は落ち着いているのに、投げる動作に入ると同じ場所が痛む。大会や試合が近いとき、このまま投げ続けてよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
サトウ整体院・高岡本院の佐藤です。この記事では、野球肩で迷ったときに、家で確認できること、無理に投げないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、野球肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、投げる瞬間に痛みが出るケースに絞ってお伝えします。



投げる瞬間の痛みから確認しましょう
投球のどの場面で痛みが出ているか、まず確認しておきたいところです。
腕を振りかぶるときは平気でも、ボールを離す瞬間や離した直後だけ痛むという方は少なくありません。この一瞬にどんな痛みが出るかで、負担がかかっている場所の見当がつきやすくなります。フォロースルーで腕を振り抜いたあとに痛みが残る場合も、投げる瞬間とは別の負担がかかっていると考えられます。
肩の前側がズキッとするのか、後ろ側が重だるいのか。痛む場所によっても、体にかかっている負担の方向は変わってきます。同じ投げる瞬間の痛みでも、原因が一つとは限らないのです。
試合中の全力投球だけでなく、軽いキャッチボールでも痛みが出るという相談も少なくありません。
投げる力の強さよりも、フォームの中でどこに負担が集まっているかが影響していることがあります。肩を大きく使う投げ方が習慣になっていると、軽い球でも同じ場所に負担が繰り返しかかってしまうのです。ボールを投げる動作そのものが体にとって負担の大きい動きだと考えておくとよいでしょう。
最初は軽い違和感だったのに、練習を重ねるごとに痛みが増していく背景についてお伝えします。
投球という動作は、肩だけでなく体幹や股関節の動きが連動して初めて力が伝わります。どこかの動きが硬くなると、その分の負担が肩に集まりやすくなるのです。特に股関節まわりが硬くなっていると、下半身で生み出した力が腕までうまく伝わらず、肩に頼った投げ方になりやすくなります。
数々のご相談の中でも多いのが、フォームの乱れよりも先に、体の使い方の差に気づいていないケースです。投球側の肩だけに負担が偏っていることは珍しくありません。
大会前や試合が続く時期ほど、痛みがあっても投げ続けてしまう方がいます。
軽い痛みのうちに投球量を減らせば済んだものが、我慢して投げ続けることでかばう動きが体に染みつき、フォーム自体が崩れてしまうことがあります。かばう動きが習慣になると、痛みが引いた後も元の投げ方に戻りにくくなるのです。
痛みを我慢して投げ続けた結果、投球のたびに肩をかばう癖がつき、かえって回復までの期間が延びてしまうケースもあります。痛みが軽いうちに投球量を見直すことが、長引かせないための分かれ目になります。
お子さんの野球肩と、大人の野球肩では確認しておきたいポイントが異なります。
小学生から中学生くらいの成長期には、骨の成長線がまだやわらかく、投球の繰り返しによる牽引や回旋の力に弱い時期があります。
肩の付け根を押すと痛がる、投げるたびに球速が落ちる、投球フォームが崩れてきたという場合は、成長期特有の負担がかかっているケースもあります。安静時にも痛みが残るなら、無理に投げさせないほうがよいでしょう。
成人以降は成長線の心配はありませんが、投球数の蓄積やフォームの癖が肩に負担として積み重なりやすくなります。日々の投球フォームの小さな崩れが、時間をかけて肩への負担となって表れてくることもあります。
久しぶりに投げ始めたタイミングや、投球フォームを変えた直後に痛みが出ることも多く見られます。体の使い方が変わったタイミングは、負担のかかり方も変わりやすいと考えてよいでしょう。
自宅でできることと、無理をしないほうがよいことを分けておきたいところです。
痛みが出た日は、まず投球を控えて患部を冷やすことから始めてみてください。肩甲骨まわりを軽く動かすストレッチは、痛みが落ち着いてから少しずつ取り入れる程度で十分です。日常の自宅ケアの範囲はこのあたりまでにとどめておきましょう。
一方で、肩が上がらないほどの痛みや腫れがあるときは、無理にストレッチをしないほうがよいでしょう。自己流のケアで悪化させてしまう例もあるため、判断に迷う段階では投球を控えることを優先してください。
強い痛みや腫れが続く場合は、医療機関での確認も選択肢に入れておきたいところです。
医療機関では、投球禁止と安静を基本にしたうえで、炎症が強い場合は消炎鎮痛剤や注射による対応がとられることがあります。状態によって判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してください。
正直に言うと、痛みが軽いうちは様子を見たくなる方が多いものです。ただ、投球時の痛みが2週間以上続く場合や、日常生活でも腕を上げにくい場合は、早めに相談したほうが回復への近道になることもあります。
当院で野球肩のご相談を受けるときは、肩そのものだけでなく、体全体の使い方から確認しています。
肩甲骨の動き、股関節や体幹の柔軟性、投球側と反対側の左右差など、投球フォームに関わる部分を一つずつ確認していきます。肩だけに負担が集まっている場合、体幹からの力がうまく腕まで伝わっていないことも少なくありません。
体の使い方の癖は、本人が気づきにくいものです。日常の姿勢や歩き方の癖が投球フォームにも影響していることがあるため、生活の中の体の使い方まで含めて確認する視点を大切にしています。繰り返す痛みを防ぐには、投球フォームだけでなく普段の姿勢の見直しも欠かせません。
投げる瞬間の肩の痛みは、投球フォームや体の使い方に何らかの負担が偏っているサインであることが多いものです。痛みの出るタイミングを確認しながら、無理のない範囲で対応していくことが大切です。
今日からできることとして、投球後のアイシングや、痛みが強い日は投球量を控えることから始めてみてください。小さな確認の積み重ねが、痛みを繰り返しにくい体づくりにつながります。
骨盤の歪みや歩き方の癖まで含めて確認したい方は、サトウ整体院・高岡本院へお気軽にご相談ください。

